
2018.04.03Vol.344 噛めば噛むほど
大学受験の結果が確定したので報告する。
大阪教育大学(教育学部)2年7ヶ月
京都大学(経済学部)2年2ヶ月
筑波大学(社会工学部)4年10ヶ月
各一名ずつで、年月は在籍期間を表している。なお、大阪教育大学へ進む生徒のみ浪人生である。
筑波大へ進学する生徒は東大へ行くはずだった。本人もそう思っていたし、私もそのことを疑わなかった。この『志高く』で、過去に彼女の文章を紹介した際にそのようなことを書いた。その彼女が、後期試験が終わってすぐ、
「先生のブログに載せるやつ書いてもいいですか?」
「不合格体験記になるんですけど」
とラインを送ってきた。
それに
「嬉しいこと言ってくれるやん。是非書いて。鉄は熱いうちに打てやで」
と返した。
それをここで紹介する。後期の合格発表前夜ということもあり、心の声をそのまま文字に起こしたようなものになっている。初めに読んだときは、予想していたものと違いすぎて「なんじゃこりゃ?」となり、以下のようなメールを返した。
ありがとう。
はえーな。
そしてやりおったな。
めちゃくちゃ崩した文章書いたな。
来週はブログが休みなので、再来週に掲載。
あの前書きをどのようにするかめちゃくちゃ頭悩ますじゃねーか。
正直「そのまま使えるかな?」と思ったのだが、間を空けて、何度か読み返してみると「これはこれで面白いか」となった。これだけ整えられていないものというのは逆に貴重なんじゃないかな、と。よって原文のまま掲載する。次回これに関して私なりの考えを述べる予定である。なお、途中に出てくる「まっすー」というのは彼女のあだ名である。
3月19日午後10時。明日は筑波大学の合格発表です。結構ソワソワしています。だって落ちたら浪人なんですから。半年前には想像もつきませんでした。今頃東大の近くに引越していると思ってました。というわけで、今回の文章は珍しくネガティブでいきます。
東大の合格発表の日、前日に医学部に受かった友達が家に来ていて、その子と私の番号がないのを見届けました。なんとも言えない空気になって、お腹すいたね、ハンバーグ作ろうって私が言って、牛乳の量が2倍のどろどろハンバーグが出来ました。2日後くらいに、東大から手紙が届きました。入試の得点開示です。こんなに早く、落ちた受験生全員に頼まなくても得点を教えてくれるのは東大だけです。7点差でした。惜しかったねって言われる度に、全然ちゃうって思います。多分私は入っちゃいけなかったんだと思います。
私はこれまでこれといった大きな挫折というものを経験したことがありませんでした。大抵のことはそこそこ頑張ればどうにかなりました。下手の横好きという言葉がぴったりで、昔から音楽やらスポーツやら色んなことに手を出して飽きたらやめていました。小学校の時は、まっすーなんでも出来るねって褒められてました。本当は何にもできないのに。洛南にもさらっと合格しちゃいました。ただ中学入試が得意だっただけです。逆上がりがすぐ出来ちゃう子と3日特訓しても出来ない子っているじゃないですか。中学入試も同じです。
志高塾の話をしようと思います。中学1年の終わりに、国語のからきしダメなのに危機感を覚えた母がなぜか新聞広告を目にしてこれどう?って聞いてきました。私の母は基本的に勉強にノータッチです。ホームページ見ていい感じやんって思って入りました。なぜ高3の12月まで通い続けたのかはなんだかんだいって、面白かったからです。先生と雑談したり、私が通っていた仁川学院の小学生と喋ったり、作文したり。志高塾で得たもの?はまだ分からないです。これまで読んだことのなかったジャンルの本を読むようにはなったし、読書感想文をさっさとかけるようにもなったけれど、何って聞かれると、答えに困ります。いつか分かったらまた投稿させてください。
東大の開示を友達と比べた時、うわ、入試しょーもな、って心から思いました。その友達は理IIIに落ちたんですけどマジで数学出来る人で、その子と私数学が2点しか変わらなかったんです。そんなテスト、もう1年受ける気にはなれません。そう言えば筑波の受験番号忘れました。受験票も捨てた気がします。いつ届くか分からない、そして届くかも分からない合格通知を待たなければならないみたいです。