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2026.05.12Vol.733 初体験×旅行ver.2(ザ・スタック)

 アイスランド1日目、電気自動車ではなく乗り慣れたガソリン車を空港でレンタカーし、まずはブルーラグーンを目指した。こういうときは、AI(Gemini)の出番である。「アイスランドの『ブルーラグーン』は、約800年前の火山地帯に作られた、シリカ(白泥)を多く含むミルキーブルーの温泉スパです。ケフラヴィーク国際空港近くのレイキャネス半島に位置し、37~40度の湯に浸かりながら、泥パックやバーを楽しめます。完全予約制の超人気スポットです。」。そう言えば、と思って調べてみると、次のようなタイトルの記事が見つかった。「AIによって『検索』は不要に グーグルに迫る3つの脅威を米経済紙が指摘」。その中のある一段落を紹介する。「グーグルの中核事業は包囲されている。人々はますます人工知能(AI)に回答を求めるようになってきている。若い世代は情報収集に他のプラットフォームを使用している。そして、ウェブがAI生成コンテンツであふれかえるにつれ、検索エンジンが提供する結果の質は低下している。」。約1年半前の2025年1月の『ウォール・ストリート・ジャーナル』のものだ。当時、そのようなことがよく話題になっていたこともあり、「グーグルは今後どうして行くんやろか?」と素朴な疑問を抱いていた。ググれば、いつの頃からか「AIによる概要」がトップに表示されるようになり、利便性が増した。「平均、共生、融合」の話を掘り起こすと、(検索エンジン)×(AI)となる「融合」の典型例である。グーグルはこれまで検索エンジンによって膨大なデータを蓄積してきていて、それが大きなアドバンテージになっているのだ。
 その「AIによる概要」に対する一般的な評判はどうなのかと気になってググってみると、情報の正確性に対する批判が散見された。初期のウィキペディアの評価と似ているかもしれない。「正確性に対する批判」はさもありなんといった感じなのだが、一個人としては不思議な感じがする。情報の信ぴょう性があまりに低ければそのような意見は理解できるが、80%~90%ぐらいの精度があれば十分である。そもそもAIはオンライン上のデータを参考にしているのでそんなことはありえないわけだが、逆に99%の確度があると言われてしまうと、疑うこと自体をしなくなってしまう気がする。そのことの方がよほど怖い。私の場合、冒頭の「ブルーラグーン」に関することのように主に既知のことの要約に利用しているので、内容がおかしければその部分だけ修正したり、私が入れ込みたい情報を追加したり、逆に不要なものを削除したりすれば良いだけの話である。一つ断っておくと、要約することで作文力は付いていくので、特に大学生になるまではAIに頼らずにとことん自分でまとめる練習を重ねた方が良い。私の場合は、文章を書くことや添削を通してこれまで十分過ぎるぐらい訓練をして来たので「さすがにもう勘弁してください」といった感じである。もちろん、明らかに感覚が鈍ってくれば鍛え直さなければならない。話を戻す。逆に未知のことであれば、「AIによる概要」によってその事柄の輪郭が掴めるので、そこからググって行き細部を詰めて行くという過程を辿ることになる。情報を鵜呑みにすることの危険性については昔から語られているが、情報過多に拍車が掛かって行くこれからの時代は、「あれっ、なんかおかしい気がする」と未知のことにすらセンサーが働くようにすることがより大事になって行くのではないだろうか。一時期、本のタイトルなどでもよく目にした「~力」に倣えば、「違和感力」となる。未知のことと言っても、何から何まで新しいわけではなく大抵はどこかで既知のこととつながっているのだ。
 では、その違和感力なるものはどのように磨かれて行くのか。まずは知識を増やすことである。私の場合、読書やポッドキャストでニュースを毎日聞くことがその手段となっている。知識と言っても、歴史を例に取ると人物名を答えるような一問一答ではなく、ある出来事が起こるに至った流れを知ることである。ここでも何度か紹介したポッドキャスト番組『COTEN RADIO』では、たとえば明治維新の話をするのに、江戸時代末期ではなく、鎌倉時代や平安時代などのことから話が始まるなど500年以上遡ることはざらにある。それ以外には未来を予測することも違和感力を鍛える良い訓練になる。何も難しいことを考える必要はなく、身近なことについて少しだけ頭を働かせてみる。最近で言えば、早くも冬眠明けのクマ出没のニュースが相次いでいる。去年より多い気がするのだが、気がするだけなのか、実際にそうなのかは調べてみればすぐに分かる。また、2025年9月の法改正により、市町村の判断で、市街地でも緊急時の猟銃使用が可能になったが、この1年はさらに積極的に駆除して行く方向に向かうと予想している。現状、クマ一頭当たりの報奨金は1万~5万円程度で、日当も8千から2万円前後とのこと。自治体がその金額を決定しているのだが、それとは別に国が何かしらの手当てを出すことが必要なのではないだろうか。個人的には日当は1万円ぐらいにして、1頭当たりの報奨金を5~10万円になるようにすれば良いと考えている。予測がある程度当たれば嬉しいし、外れてもどこかどうずれたかの原因を把握することで、それがその後何かを予測する際に役立つ。
 アイスランド2日目、雪が降り積もった駐車場で車がスタックして1時間ほど悪戦苦闘したことを中心に話を展開するはずだったのだが、例のごとく本題にたどり着くことなく私の文章自体が空転した。

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