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2018.05.15Vol.349 Which is better?

 先日、あるご両親とお子様が豊中校に飛び入りで見学に来られたとの報告を受けた。「教えているのは、社員か学生か?」と尋ねられたとのこと。「学生が多い」というように答えたら、あまり納得されなかったらしい。その後連絡がないので、そういうことなのだろう。ちなみに、私のポリシーとして、名乗られない場合に名前を聞くことはないし、電話で問い合わせを受けたときも、電話番号は通知されるがそれを控えておいて「その後どうでしょう?」とこちらからかけることもない。
 鉄力会という中高一貫の難関校に通う子供たちが通う塾がある。そこに通塾している生徒に立ち話程度で聞いたことなので詳しいことを分かっているわけではないが、講師の学生比率は高いはずである。「高い」という抽象的な表現で申し訳ないのだが、私のイメージは「ほとんど学生」といったところである。これに対して反論をする人がいるかもしれない。「学生と言っても、あそこは東大医学部や京大医学部の学生がほとんどですから」と。もちろん、これは的外れである。「学生か否か」という話なので、東大の医学部であろうが学生は学生である。私は中高の6年間、週2回、1回2時間半、数学だけを個人の塾で習っていた。塾と言っても、名前などなかった。1人の学生が、家庭教師の延長の用な形で、同時に自宅で数名を教えていただけなのだ。私が通い始めたときはその先生は大学生で、その後、修士、博士課程に進んだおかげで私はずっと習うことができた。私が真面目に勉強をしていなかったせいで一年浪人をしたが、ちゃんとやっていれば間違いなく現役で同じ大学同じ学部に合格できたはずである。私にとって最高の先生であった。
 志高塾は、開校当初、社員の割合が高かった。大学生の頃、今でもテレビCMをやっている個別塾にアルバイトの体験に行ったとき、いい加減な大学生2人が教えているのを見たことなどと関係している。当然1日で辞めた。このことは以前にも何度か書いているはずである。そういう経験があって「いい加減な学生で回す」ということはしてはならないというのが自分の中にあった。何か新しいことをするとき「やりながらうまく対応しよう」などとは考えない。最初はがちがちでやって、その後少しずつ緩めていくという感じである。今は、学生が増えている。毎月「月間報告」という名の報告を親御様にしている。各生徒に1人の責任者を付けて作成するのだが、先月の西宮北口校の構成比は私も含め社員が4割(生徒の4割を担当したということ)、社会人経験のある者が2割、学生が4割となっている。
 社員か学生のどちらがいいというのはない。いいかげんな社会人もたくさんいるし、優秀な学生もいる。私がやるべきは、採用にお金をかけ、子供たちにとって魅力的な人を雇い、志高塾の方針をよく理解してもらい、それを踏まえて心地よく仕事をしてもらうことである。心地よくというのは、やりがいを感じながら、ということである。この前面接に来た大学生は、先輩から「大手予備校のチューターであれば、座ってるだけでほとんど質問されずにお金もらえて楽やで」と教えられたらしいのだが「成長できなければ意味がない」と、志高塾を選んだ動機を語ってくれた。
 話は変わるが、体験授業では私が親御様に説明をさせていただき、他の講師が教える。その講師は体験授業専用ではない。何が言いたいかというと、一人でも多く入塾してもらうために授業が上手な特別な講師をあてているわけではないということである。3月に豊中校で1日4件も体験が入っているときがあった。そのときにすべての添削をしたのは1人の大学1回生である。ありがたいことに4人とも入っていただけた。学生がそれなりにいるのだから学生の力量を見ていただく。満足していただけなければ、それは仕方がない。それが志高塾の教育の質なのだから。でも、学生だから、学生が多いからという理由で判断されるのは違う。
 先日体験に来られたお母様から「期待してもいいですか?」と聞かれ、「もちろん期待してください」と即答した。このブログの内容に絡めるのであれば「社員、学生の誰が教えるかは分かりませんが、質の高い授業を行いますので思い切り期待してください」となる。

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