
「将来、中学受験を考えているけどうちの子は国語が苦手」「小学生のうちに国語塾に通わせたほうが良い?」と悩む保護者の方は少なくありません。
国語は数学や英語と比べて家庭学習で対策しやすい教科と思われがちですが、実際には国語力も学年が上がるにつれて、一気に差が開いていきます。
そこで本記事では、小学生のうちに国語塾へ通う必要があるのかどうかを整理し、通うメリットや塾選びのポイントを解説します。
小学生に国語塾は本当に必要なのか?

「塾=受験対策」というイメージを持つ方も多いですが、国語塾が果たすべき役割はそれだけではありません。国語力はすべての教科の基礎となるため、どの段階から勉強を始めても、「早すぎる」ということはないでしょう。
「国語は家庭学習で十分」と思い込むことのリスク
これまでの子どもの成績を見て、「国語は家庭学習で十分」と考えるご家庭も多いはず。しかし、独学で学習を進めると、やがて長文読解や記述問題などに徐々に対応できなくなるケースも見られるのが事実です。
そこで必要なのは単なる受験対策ではなく、大人になっても役立つ思考力を伸ばす国語塾。確かに読書や問題集などで課題に取り組むことはできますが、これまでの自分になかった視点を取り入れるというのは国語塾だからこそ積極的に出来ることでしょう。
英語・数学教室より「ピアノ」「水泳」を習わせる感覚に近い
小学生の子どもを国語塾に通わせるべきかを考えるとき、よく比較されるのが英語や数学などほかの教科との優先順位です。しかし、国語塾はそのような学習塾とは異なり、「ピアノ」や「水泳」といった習い事に近い性質があります。
ピアノや水泳は、短期間で結果が出るものではなく、練習を継続することで少しずつ力が身についていきます。そして、全員が一流選手やプロの演奏家を目指して通っているわけでもありません。
それらと同じように国語力も、日々の積み重ねが読解力や語彙力を育みます。問題を解くだけでなく、今まで使わなかった表現や読まなかった本に触れることで、将来に役立つ読解力・記述力が養われるのです。
実際、当塾(志高塾)は「今後生き抜く上で糧となる経験を詰ませたい」という意向で入塾したご家庭がほとんど。国語塾が必要かどうかを考える際は、「今すぐテストの点数を上げるため」ではなく、「長く使える力を育てるため」という目的もあるのです。
国語塾に通うことで得られる3つのメリット

小学生に国語塾が必要かを考えるうえで、通うメリットを理解することは重要です。ここからは、小学生が国語塾に通うことで得られる代表的な3つのメリットをご紹介します。
今後の支えになる読解力が身につく
国語塾に通う最大のメリットは、読解力が体系的に身につくことです。読解力とは、文章の内容を正しく理解し、筆者の意図を読み取る力を指します。
多くの小学生は、目の前の文章を主観に従ってなんとなく読んでしまいがちですが、国語塾では「どう考えればその答えにたどり着くのか」を徹底的に掘り下げます。これを繰り返すことで、たとえ取り上げられる題材が変わったとしても、着実に内容を理解できるようになるのです。
つまり、小学生のうちに読解力を身につけることは、その後の学習はもちろん、与えられた情報を精査するという場面でも大きな支えとなるでしょう。
語彙・表現が豊富になる
国語塾に通うことで、語彙力や表現力が大きく伸びる点も見逃せません。
例えば、当教室(志高塾)の場合は、まず子ども達に要約作文をさせるなかで、本文に登場する言葉の引用を禁止しています。具体的には、教材に「桜の花に見とれていた」とあれば、「桜のきれいさに言葉を失った」「桜の美しさに圧倒されていた」のように言い換えられます。
また、「嬉しそう」を「楽しそう」に、「不安」を「心配」に、といったように逐語的に置き換えられることもありますが、それだけで太刀打ちできない場合には、その題材の内容自体を消化しなければなりません。上の例では「桜の花に見とれていた」場面を想像することがその一歩になります。そこで初めて「要はどういうことか」という点に踏み込んだ言い換えになるのです。
このように表現力が豊かになると、文章の意味を正確に理解できるようになるだけではなく、自分の考えを伝える力も磨かれます。これは作文や記述問題だけでなく、学校生活や社会に出る上でも重要な力です。
全教科の成績アップが期待できる
国語塾に通うことで、他教科の成績向上が期待できる点も大きなメリットです。国語力が高まると、問題文の理解力が向上し、算数の文章題や理科・社会の記述問題にも強くなります。
例えば算数において、解答時間が足りなくなる子のなかには、計算そのもの以前に、設問を読み切るまでに時間がかかっているケースも少なくありません。このような場合、まず読解力を伸ばすことで根本的な改善が期待できます。
また、たとえ分からない箇所が出てきた場合にも、「どこまでは理解できたのか」「何が分からないのか」を相手に説明できるようになるため、学習全体の効率が上がるでしょう。
中学受験対策だけじゃない!国語塾の本当の役割

小学生にとって国語塾は、中学受験対策のためだけの場所ではありません。むしろ本質は、将来にわたって活きる力を伸ばすことにあります。
論理的思考力を育てる学習環境の提供
近年AIがあらゆる場面で活用されるようになっている一方で、それに取って代わられない力として「考える」「伝える」力が求められています。国語塾で「なぜそのように言えるのか」「他にどのような視点があるか」を念頭に置いたやりとりを重ねることは、まさにその力に繋がるといっても過言ではありません。
例えば、当教室(志高塾)の場合、読解問題を解く際には、本文のどこに根拠があるのかを確認しながら考えます。「ここにこう書いてあるからこの答えになる」と説明できる状態を目指すことで、言葉を表面的に受け取るのではなく、複数の物事を関連づけて把握することが可能です。
また、講師や他の生徒など自分とは異なる視点に触れることも、考え方の幅を広げるきっかけになります。論理的思考力は一朝一夕で身につくものではありませんが、育つ環境に身をおけば、AI時代を生き抜く力にもなり得るでしょう。
学生生活におけるサードプレイスに
小学生にとって学習塾は、単に苦手な教科の勉強をする場所に留まりません。家庭や学校とは異なる「第三の居場所」、いわゆるサードプレイスになることも必要な役割です。
当教室(志高塾)では、学校・学年の異なる生徒が同じ空間で授業を受けていることもあり、生徒それぞれの学校やご家庭とは違った一面が垣間見えることもあります。講師との対話や他の生徒との交流を通じて、学習に取り組む姿勢が変わるケースも珍しくありません。
小学生にとってその習い事が必要かどうかを考える際には、このように「その環境で得られる体験」にも目を向けることが大切です。
失敗しない国語塾の選び方

国語塾は数多くありますが、指導内容や方針によって得られる効果は異なります。将来的なメリットを重視するのであれば、受験の合格実績だけではなく、以下のようなポイントを確認しながら教室を選ぶと良いでしょう。
指導内容のバランスを見る
国語力は、語彙力・読解力・記述力の3つがそろってこそ、本領を発揮します。例えば、語彙力が足りなければ文章はただの「単語の羅列」に見えてしまいますし、問われていることが理解できても答え方を組み立てられなければ、解答は的外れなものになるでしょう。
しかし、一部の学習塾では、文章を読んで設問に答える「演習」を中心としていることも事実です。実際、当教室へ体験授業に来られる親御様のなかには「問題数はこなしてきているはずなのに、記述になると手が止まる」という悩みを打ち明けられた方もいらっしゃったため、単なるテストの繰り返しになっていないかどうかは確認しておいたほうが良いかもしれません。
個別指導と集団指導の違い
個別指導、集団指導のどちらを選ぶのかについては、お子さまの性格だけでなく、現在の「国語の習熟度」に合わせて考えましょう。
具体的な違いとしては、まず個別指導では、一人ひとりの課題を即座に見つけ、修正できるのが最大のメリットです。書き方の基礎が固まっていない子や、国語への苦手意識が強い子には特に適しています。
一方で、ある程度の読解力があり、演習でさまざまな文章に触れていきたい子の場合は、集団指導も選択肢のひとつになります。ただし、講師一人に対して複数人の生徒という指導形式になる分、分からない点は自ら質問・復習する積極性が必要になるでしょう。
体験授業で確認すべきポイント
国語塾の体験授業では、その教室が「答えの根拠となる部分をどのように示しているか」に注目してみてください。例えば、「ここにこう書いてあるから、答えはAです」と、断片的に文章を取り上げたり、解説を読み上げたりしているだけの授業では、生徒自身の考える時間が足りず、初見の文章への対応力がなかなかつきません。
一方で、「この傍線部の指示語は何を指している?」「文章全体を通して筆者は何を一番伝えたかったんだろう?」と、生徒が自力で正解にたどり着くための問いを与えている教え方の場合は、本質的な国語力の向上が期待できます。
添削の際にも「ここは同じ表現を繰り返しているから別のものにして」、「余計な情報があるからそれがどこかを考えて削って」などと指摘や指示を繰り返している方が、実は子どもの語彙力向上には効果的。一方的に赤ペンで正しい表現を書き加えるのではなく、その子自身が今知っている言葉を「使える言葉」にしていくことが、小学生の間に積むべき国語の勉強です。
小学生の国語塾をお探しの場合は志高塾へ

小学生のうちから国語塾が必要になるかどうかは、子どもの学習状況や将来考えている進路によって異なります。しかし、国語力が学習全体の土台であることは、今後どのような道に進むとしても変わりません。
志高塾では小学1年生から高校3年生まで、一人ひとりに合わせた指導で、中学受験はもちろん、将来にも役立つ「本質的な国語力」の定着を目指しています。
無料の体験授業では、お子さまに要約作文に取り組んでもらい、保護者の方には現在のお悩みや今後の学習方針について伺わせていただきますので、ご希望の方はぜひ下記よりお問い合わせください。
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