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【卒業講師】高野凛星(たかのりんしょう)

【卒業講師】高野凛星(たかのりんしょう)

長尾谷高等学校卒業
関西大学文学部卒業
勤務期間;大学3年生の2月~大学院2年生(修士課程)の3月

2026.06.25

地下を流れる水脈のように

志高塾は、自分が普段から感じ取っていることを他者との対話の中で深めていく場といえます。そのために、文章を通してなぜそのように捉えたのか深掘りしていくことになります。その際注意することは、相手から理解を得られるような内容にするために、筋の通ったものにすることです。これについては、私自身も苦戦することがあるのですが、大学の論文や部活等で何かを教えるとき、ポイントを押さえながら言語化できているという評価をいただきました。表面だけを見れば、作文はいずれAIがしてくれるから必要ないともいえますが、それによって養われる考える力は、地下を流れる水脈のように生活を豊かにします。

意見作文

※卒業講師には、現役生徒の参考になるよう教室で扱っている意見作文のテーマの中から1つを選択し、作文を寄稿してもらっています。

選択テーマ:あなたの一番楽しい時間について述べてください。

ただ何かをしているだけでなく、自分の頭で考えたことが実行に移されていないと楽しくはない。私が小学校の頃住んでいた尼崎市では、バスケットボール大会が行われていた。各小学校で勝ち抜いたクラスが代表として、市の大会に出場することになるので、練習も白熱することになる。私もクラスのために貢献しようと色々考えていたものだが、スピードやフィジカルではスポーツマン相手に勝ち目がない。そんな時、練習中あることに気づいた。みんな、ボールを追いかけることにしか目が向いていない。そのため、私は全体を俯瞰してみることにした。すると、相手の動きが概ね予想できるようになる。その結果、意表をついてボールを奪取したり、いち早くゴール下で防御の構えに移ることができるようなり、ほんの少し持て囃されたものであった。結局バスケはチームスポーツ、頑張ったものの代表にはなれなかった。しかし、頭で想定したことが実践でうまくいったため、周りの人は悔し涙を流すなか、私はそれなりに満足していたのだった。このように、自分の苦手なことであっても、裏道を探しながら何かできないか考えることで、楽しみを見つけ出すこともできるのだ。

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