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講師一人に生徒二人という個別指導形式。

 講師一人に生徒二人という個別指導形式です。ひとつの部屋に六人の生徒がいれば、そこには”少なくとも”三人の講師がいます。一人の講師が同じ二人の生徒を教え続けるのではなく、授業時間内でローテーションをしながら見ていきます。
 その目的は二つです。一つは、複数の講師が一人の生徒を教えることによって、その生徒の現状を踏まえてどのようなことをする必要があるかなどの意見交換を行えるようにするためです。もう一つは、経験豊富な講師と浅い講師の偏りを少なくするためです。もし、固定してしまえば、ある生徒は経験の十分でない講師だけに教わることになってしまいます。
 ”少なくとも”と表現しましたが、研修後すぐの講師に二人の生徒を任せることはありません。そういう講師が含まれる場合は、六人の生徒に対して、一人増やして四人の講師を配置するなどの対策を施しています。このようにしながら、教育の質を保った上で、講師が経験を積めるようにしています。

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志高塾の作文 要約作文に力を入れる理由

 「作文」と聞いて、まず思い浮かべるのが「読書感想文」や学校の行事などの後に書く作文(志高塾では、それを「体験作文」と呼んでいます)だと思います。たとえば、運動会に関するものであれば、出来事(参加した種目とその結果など)を書き、最後に「悔しかったので、来年は勝ちたいです」などというそれっぽい言葉で締めれば一丁上がりです。もう1つの問題点は、その経験が共有されてしまっていることです。当然のことながら先生はその子供が参加した競技の内容を把握しているため、作文が不十分でも「これはあのことを言っているのだな」と補えてしまうのです。その作文に対して、「よくがんばったね」といったような先生のちょっとしたコメントとともに丸が付けられて返ってきます。子供達は、その1つの作文から一体何を得られるのでしょうか。
 我々は、まず子供達に徹底的に要約作文をさせます。与えた題材に対して、要点を押さえ、それを端的に表現することを求めます。その際に、いくつかのルールを設けています。その1つとして、言葉をそのまま引用することを禁止しています。
 たとえば、「桜の花に見とれていた」と本文にあれば、

「桜のきれいさに言葉を失った」、「桜の美しさに圧倒されていた」などとすることができます。
 「嬉しそう」を「楽しそう」に、「不安」を「心配」に、といったように逐語的に言い換えられることもありますが、それができない場合には、その内容自体を消化しなければなりません。先の例では、「桜の花に見とれていた」場面を想像するのです。それができて初めて言い換えが可能になります。
 言い換え以外にも、より深く考えさせるためのルールを設けています。子供達は、それらを守りながら作文を繰り返すことで力を付けていきます。入塾後数ヶ月経った時点で親御様より「持って帰ってきた作文を読むと、以前より漫画(『コボちゃん』)の内容がイメージできるようになりました」というような嬉しい報告をいただくことがあります。それは、オチも含めて4コマの流れが分かるように説明できるようになったことの証です。
 このように、志高塾の要約作文は、本文の大事そうなところに線を引き、それらを何となくつなぎ合わせるだけのものとはまったく異質のものなのです。

志高塾の添削 最後の最後まで主体は子供

 入塾したての子供が、作文を書き上げたと同時に鉛筆を置いてしまうことがあります。自分のやることは終わったと勘違いしているからです。通信添削のように「こうした方がよかった」と我々が一方的に赤を入れることはありません。
 添削の際には「ここはおかしいから考え直して」、「同じ表現を繰り返しているから別のものにして」、

「余計な情報があるからそれがどこかを考えて削って」などと指摘や指示を繰り返します。子供達の力だけで打開できないときにも「こうしたらいい」といったように具体的に教えることを極力避け、言葉を子供自身から少しでも引っ張り出せるような質問をします。伸びる子供ほど、苦しみながらもそのやり取りを楽しみます。

月間報告

月一回、授業の取り組みの様子を親御様にお伝えするための報告書です。「頑張っています」、「最近やる気が見られません」などの抽象的な現状報告に留めず、生徒の抱える課題を具体的に挙げ、それに対して我々がどのような働きかけをしているかご説明します。長期にわたって同じ講師が作成を担当するため、生徒の変化をしっかりと捉えてお知らせすることが出来ます。

読解問題の教え方
「何を」どのように教えるかではなく、「なぜ」をどのように問うか。

 漢字や文法などの知識問題を除けば、読解問題は「抜き出し」、「選択」、「記述」の三つに大別されます。
 「抜き出し」では、正解するに越したことはないのですが、見つけづらいものも少なくありません。あまりに苦戦しているようであれば「どのような内容のものが答えになると思う」という質問をします。ある程度それが適切であれば、答えを教えることもあります。一方で、「八字で抜き出しなさい」とあり、手当たり次第八字になるところはないかと探すようなやり方で偶然正解した場合には、意味がないことを伝え、取り組み方を改めるように指導します。
 「選択」では、一般的な「四つの選択肢から一つを選ぶ」という問題では、丸付けの際に、なぜ他の三つが適切でないのかという説明を子供達にさせます。具体的には、明らかにおかしい二つ(最初に削れるもの)がどれとどれであるのかとその理由を、より紛らわしい最後の一つを本文と照らし合わせた上で消去できる根拠を尋ねます。正解はしていても説明ができない子供より、しっかりと根拠を持って削って行ったものの、二つから最後の一つを残す時点で間違えてしまった子供の方が、間違いなく伸びていきます。
 「記述」では、本文の言葉をかなり引用できるものでも、できる限り自分の言葉で書くように指導します。深く考えずに引用する子供は、自分の言葉で書かないといけないような問題には太刀打ちできませんが、自分の言葉で書くことが癖づいている子供にとって、本文の言葉を引用することはたやすいことだからです。
 受験直前は過去問対策などもしっかりと行いますが、あくまでも「要約作文」を優先し、ある一定上のレベルまで来た時点で読解問題を行うようにしています。

使用教材と進め方

詳しい内容に関しましては、体験授業の際に説明させていただきます。

要約作文の主な教材

  • ①「コボちゃん」(4コマ漫画)
  • ②「ロダンのココロ」(8コマ漫画)
  • ③「科学なぜどうして」(説明文)
  • ④「きまぐれロボット」(物語文)
  • ⑤「小さな町の風景」(物語文)

上から順番に取り組んでいきます。それぞれの教材では、以下のようなことを主に学んで行きます。
①、②では、いろいろな表現を用いて正確に表現することとオチを中心とした情報の取捨選択をすること
③では、科学的事象の因果関係を掴むこと
④では、話の要点を押さえ主題を理解すること
⑤では、複雑な心情変化を捉えること

小学生

まずは要約作文を徹底的に行い、その後読解問題と並行して進めていきます。中学受験をする場合は最終的には過去問対策なども行います。その他、公立の中高一貫校などでよく出題される「論述問題」や意見作文などにも取り組んでもらいます。なお、「論述問題」とは、たとえば人口の推移などに関してグラフなどでデータが与えられ、そこから読み取れることなどを論理的に述べる問題です。

中学・高校生

小学校から続けている生徒、中一から入ってきた生徒、高二から入ってきた生徒といったようにばらつきがあるため、基礎からする必要があると判断すれば小学生同様に要約作文から(ただし、小学生と比べてかなり短期間で行います)、書く力がある程度あれば意見作文などに取り組んでもらいます。その他、高校、大学受験に向けた読解問題対策や小論文対策なども行います。

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